楢葉町で廃炉関連技術を集めた展示会が開かれ、アルプス処理水に含まれる放射性物質トリチウムの濃度を短時間で測定する装置も展示されました。
政府と東京電力は、福島第一原発で貯まり続ける処理水について、来年春ごろに海に流す計画を進めています。
こうした中、福島県楢葉町にある遠隔技術開発センターでは、廃炉関連技術を集めた展示会が開かれました。
このうち、新生福島先端技術振興機構が新たに開発した測定装置は、これまで数日かかっていたトリチウムの濃度測定を数秒から数分で行えるということです。
このため、処理水を海へ流す際、含まれるトリチウムの濃度が、国の基準値の40分の1となる1リットルあたり1500ベクレル未満であるかを測る、サンプリング測定への活用が期待されています。
新生福島先端技術振興機構・齋藤雄一郎代表「こういった装置は世界にございませんので、ここから世界に広がるイメージになれば、当然県内で色々な産業も生んでくると思いますし、雇用も生んでくると思うので、再びいい状態になるんじゃないかと思っています」
また、海へ放出後、海面と海底のトリチウム濃度を24時間自動で監視する装置も紹介されました。
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