全国的に流行している「百日ぜき」について、福島県内では1週間で51人の感染が確認され、2週連続で過去最多を更新しました。
「百日ぜき」は、けいれん性の激しいせきが症状の病気で、いずれの年齢でもかかりますが、なかでも乳幼児は重症化に注意が必要とされています。
県によりますと、6月15日までの1週間で県内で確認された感染者は、前の週よりも7人多い51人で、2週連続で1週間あたりの過去最多を更新しました。これで今年の累計は325人となり、これまで1年間あたりの感染者数で過去最多だった2019年を上回りました。
また、頬が赤くなり、風邪に似た症状が出る伝染性紅斑、いわゆる「リンゴ病」の感染も、依然として高い水準で推移しています。
15日までの1週間で県内で確認された1医療機関あたりの感染者は3.43人と、前の週よりも減少しましたが、23週連続で警報レベルとなっています。県は手洗いやマスクの着用など基本的な感染対策を呼びかけています。