那覇商業高校では、去年から昼休みに限ってスマホの使用を許可しています。許可に踏み切ったのには、商業高校ならではの理由もあると話します。

那覇商業高校 神谷和彦教頭
「最近スマホのほうも最近電子決済とかスマホでポイント集めるとか、そういったことを考えると、使用は外ででもだめだよっていうことはちょっと無理があるかなということもありまして」
昼休みのスマホ使用、生徒たちはどのように受け止めているのでしょうか。
生徒
「インスタとか?SNS。いいことしかなくない?いいことしかない。朝とか親が、何か頼まれた時とかに、昼休みにチェックできるから、スケジュールも確認して放課後遊ぶとかもできていいと思います」
「YouTubeとかみてました。ゲームとか共通の趣味があったら、やっぱりそれで友達も作りやすくなるからいいと思う」
昼休みにスマホが使えることで、友達作りなど、ルールを守って正しく使う生徒がいる一方、やはり問題もあるようで

生徒
「通知音とかなって取り上げられる人とかが増えたかなと」
「昼休み以外触ったらだめだから、なんか今逆に指導が増えてきてるから、昼休み使うのも禁止になりそう」
神谷教頭は、今後も昼休みのスマホの使用を継続したいと考えています。
那覇商業高校 神谷和彦教頭
「やっぱり授業に集中して、休憩時間使って。また授業っていう形になってる部分はいいのかなと思います。メリットのほうが大きいのかなと、やっぱしそういう環境できていますので、全く使わせないということはやっぱり無理があるのかなと思います」
昼休みのスマホ使用に向けて、検討が続けられる那覇工業高校。ルールを守って使うことができるようにするためのアイデアを出し合います。

生徒の発表
「デメリットとして、友達と話すことが減ることがあげられると思うんですけど、そうなったらスマホでやるコンテンツとして、ゲームを禁止するだとか」
「TikTokやインスタライブをするときは、(特定できないように)背景を壁のところで撮ってもらうことです」
生徒とともに、どうすればスマートフォンの使用ができるようになるか考えてきたモバイルプリンスさん。こうした考えて実践する体験が必要だと話します。
モバイルプリンスさん
「みなさんがこう色々意見を書いて、皆さんで考えていろいろ出していくと、これは周りの大人は聞いて自分たちでルールを変えることができるんだっていうですね、こういう体験をしてほしいなって思うんですよ。これは社会に出てもすごく役に立ちます」
昼休みのスマホ使用への検討は始まったばかりです。