生徒自身がスマホのルール作りなどを議論する学校の現状を取材しました。
9月に行われた話し合い。話し合われているのはスマートフォンの使用についてです。
那覇工業高校では現在、学校内ではスマホの使用は禁止されています。

那覇工業高校 嵩西顕瑛(たけにし たかあき)生徒会長
「生徒一人一人の意見を集めて、それを先生方に出すんですよ。スマホを使いたいっていう意見が多かったんで、昼休みに(スマホ使用を)解禁しようと」
こっそりと使う生徒もいるなか、昼休みの使用解禁には難色を示す人もいるといいます。
「今まで隠れてやっていたんだけど、罪悪感も出るし、みたいな」
より様々な意見を出しあおうと、スマホの使用に詳しいスマートフォンアドバイザーのモバイルプリンスこと、島袋コウさんを招いて話しあいました。
まずは、昼休みにスマートフォンの使用を解禁するために、どのようなことをすればいいのか意見を出し合います。
「回避するより禁止するほうが一番早い」
「じゃあ終わりだな、禁止するでいいのかな」
どうすれば、ルールを守ってスマホを使用できるようになるかがポイントですが、なかなか難題のようでー

モバイルプリンスさん
「このクラス連帯責任できょうスマホを触れなくするとかそういう意見結構あったと思うんですよ。ペナルティーとか罰則を設けるっていうものは結構がちがちにすると(厳格にすると)今度監視社会みたいになって」
去年から昼休みのスマホ使用を許可している高校もー
那覇商業高校 神谷和彦(かみや かずひこ)教頭
「外でも飲食できることもあって、どうしても生徒が外で使う場面があると。校内では禁止なのに外では使える。同じ昼休みなのに校内と校外差があるのも、ちょっと指導の一環としていろいろあってよくない」