山口宇部空港(山口県宇部市)を自衛隊が円滑に利用できるようにする「特定利用空港」への指定を国が検討していることについて、18日、宇部市の市民団体が県に拒否するよう求めました。



申し入れを行ったのは、「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動うべ実行委員会」です。

去年10月、国は県に対し、山口宇部空港を自衛隊が円滑に利用できるようにする「特定利用空港」として指定を検討していると伝えていました。

指定されれば、自衛隊の訓練が年に数回程度行われる見通しです。

申し入れでは「地域の軍事的緊張を高める」などとして、県に対し指定を拒否することを求めています。

また、宇部市に対しても「反対の意思を表明すること」を求める要請書を手渡しました。

戦争させない・9条壊すな!総がかり行動うべ実行委員会 佐々木明美 共同代表
「当面は自衛隊かもしれませんが、だんだん年月がたつとアメリカ軍もという懸念も生じます。だから今この段階でぜひストップさせたいと思いますね」

市は県に対し、市民生活への影響に配慮すること、地元関係団体の意見を聞くことを求めたということです。

県の港湾課は「まだ検討段階であり、適切に判断・対応していく」とコメントしています。