2000円前後の備蓄米が徐々に流通し始める中、去年収穫された「銘柄米」の価格は高止まりしたままです。農林水産省はきょう、流通の実態を把握するために「精米」も調査に乗り出す考えを示しました。
東京・目黒に店を構えて80年の老舗コメ店。こだわりのコメを60種類以上取り揃えていますが、備蓄米放出後も「むしろ“銘柄米”の価格は上がっている」と話します。
スズノブ 西島豊造 社長
「日本中の全ての銘柄(の価格)を上げたのは多分初めて。(値上げ幅が高いコメは)1キロ=500円くらいは上げている」
今週発表されたコメ全体の平均価格は5キロ=4176円(税込み)と、3週連続で値下がりしました。しかし、「銘柄米」は4443円と、前の週より14円も値上がり。それゆえ、この店でもついに…
スズノブ 西島豊造 社長
「(今まで)うちで扱ってないコメなので、はっきり、表示として“備蓄米”ということも入れる」
来週から備蓄米の販売をスタート。ただ、取り扱いは、味の保証ができる23年産の「古米」に限るとしています。
備蓄米を「ジャブジャブ」にすることで銘柄米も含めたコメ価格の値下がりをもくろんでいる政府は、きょう、次なる一手を…
小泉進次郎 農水大臣
「精米事業者の搗精能力について調査を新たに開始し、精米事業者の能力の見える化にも取り組んでまいります」
次なるアプローチは、“精米の可視化”。精米を担う事業者を対象に、2022年から現在までの実績と余力を調べるというのです。
先ほどのコメ店も課題をこう指摘します。
スズノブ 西島豊造 社長
「今までの精米のラインナップの中に備蓄米を加えている。増産できるわけがない。(精米所の)働き方改革もあるし、トラック(物流)問題もある。どこかを壊さないともっと広い展開はできない」
小泉進次郎 農水大臣
「結果的に市場流通するのは精米されているものがほぼですから、精米をどれだけ行われているのかということを把握することも、全体の流通を把握することにつながる」
今度、メスを入れるのは「精米」。農林水産省は詳細を発表する予定ですが、狙い通り、コメ価格の値下がりにつなげることができるのでしょうか。
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