“球が速くなるコツ”をネットで検索

夏の愛知大会ではベスト8が過去最高の高蔵寺高校。芹澤投手が進学した理由は…

(芹澤投手)
「野球のことではない。学力がちょうどよくて家からも近いので」

中学校では無名だった芹澤投手。高校では教育実習にきたOBの指導でフォームを修正。さらにネットの動画で自ら研究を重ねた結果、球速はみるみる上がっていきました。

春夏合わせて4回の甲子園出場を誇る静岡の日大三島高校との練習試合でも、ストレートの球速は140キロ超え。この春には最速150キロを計測したといいます。

芹澤投手の成長には、高蔵寺高校の環境も大事だったと監督は話します。

(高蔵寺高校 河原仁監督)
「チームの雰囲気、一緒にやる仲間。やっていて楽しいと本人が言うように」

チームメートの前では笑顔を見せる芹澤投手。

(チームメート)「秀才キャラだもんな」

Q.赤点は取ったことない?
(芹澤投手)「はい」
(チームメート)「あるあるあるある!物理!」

日本代表候補になってもチームメートからの遠慮は一切なし。この雰囲気を作っているキャプテンの大坂選手は、芹澤投手と中学校からバッテリーを組んできました。

大坂選手にはこの夏、どうしても叶えたい夢があります。

(大坂幸平主将)
「いいピッチャーがいるので甲子園出場、甲子園で勝つ」