愛媛県の絶滅危惧種に指定されている日本一小さいトンボ「ハッチョウトンボ」の観察会が西条市で行われました。

ハッチョウトンボは県内では唯一、西条市旦之上のわずか200平方メートルほどの湿地に生息していて、県の絶滅危惧種に指定されています。

地元の庄内ハッチョウトンボ保存会が開いた観察会には、家族連れが参加し、体長が2センチほどしかない、国内で最も小さなトンボの生態について学びました。

保存会によりますと、去年、こちらの湿地にほどよい雨が降ったためヤゴが順調に育ち、先月初旬から羽化が確認されているということです。

参加者
「小さかったからびっくりした」

「珍しいトンボだと思います。大きさは小さいけれど速い」

こちらの湿地では、15年ほど前、100匹程度しかいなかったハッチョウトンボが、保存会の取り組みによって、多い年は1000匹ほど確認されるようになりました。

今年も現在、700匹ほど確認されていて、これから夏にかけて可愛いらしい姿が見られそうです