福島県内では17日、各地で真夏日となった中、喜多方市の小学校では、子どもたちが「熱中症リスク」を学びました。

子どもたちが測定しているのは、「WBGT」と呼ばれる暑さ指数です。「WBGT」は、気温に加えて、湿度や周辺の熱環境などを数値化したもので、注意、警戒、危険など、5段階で危険性を示します。

気象台によりますと、授業が行われた17日午前10時ごろの喜多方市の気温は、27℃から28℃ほど。30℃を下回り、風もあって湿度も低いことから子どもたちは…。

児童「(気候は)ちょうどいい。注意くらいだと思う」
児童「風があるから涼しいほうだと思う」

しかし、実際に測ってみると…。

「WBGTが27.9」

測定値は27.9、「警戒」にあたる数値です。

児童「びっくりした」

また、コンクリートの上では、「WBGT」が28を超え、「厳重警戒」のレベルとなりました。

児童「意外と高くて、暑いほうなのかと思う」

教室に戻った子どもたちは、場所ごとの値の違いを比べ、日陰に入るだけでも熱中症のリスクを減らせることを学んでいました。

児童「帽子をかぶったり、涼しい服装で活動したい」
児童「できるだけ日陰で遊んで水分をちゃんととるようにする」

授業を開催した県気候変動適応センターは、気温が高い日は環境省が発表する「熱中症警戒アラート」を確認するよう呼びかけています。