今年1月、埼玉県で道路が陥没して、男性が死亡した事故を受け、福島県は、下水道の特別調査を始めました。

17日の特別調査は、郡山市で行われました。これは、埼玉県八潮市で、道路が陥没し、穴に転落した男性が死亡した事故を受け、国土交通省が要請したものです。
小枝佳祐記者「調査は、浮遊式のカメラを使い、下水管の中を確認していきます」
調査は小型のカメラを使って行われ、下水道管に損傷や腐食がないかを確認しました。調査は、今年2月にも行われていて、今回はより詳細に確認することが目的です。今回は、およそ440メートルの下水道管を調査しました。
県中流域下水道建設事務所・住谷賢主幹「硫化水素が発生しやすい水際であったり、天井の部分が腐食が進みやすい部分といわれています。いま見る限り、鉄筋が露出したりというのは見受けられませんが、一部白っぽくなっているのは確認されております」
17日の調査では、明らかな異常は見つかりませんでしたが、県は今後、撮影した映像を専門家と確認していくということです。

県中流域下水道建設事務所・住谷賢主幹「この調査を通じて、しっかり下水道の健全性を確保して、国に報告したいと考えております」
調査は来年2月まで行われます。
