航空機の事故に迅速に対応しようと、6日、鳥取市の鳥取空港で消火救難訓練が行われました。

訓練は、着陸中の航空機で事故が発生し、エンジンから火が出たという想定で始まり、まず駆け付けた消防車が放水して消火に当たりました。

訓練には消防や警察、医療機関などとの連携を強化する狙いもあり、現場に駆け付けた救護班は、多くのけが人に的確に対処するため治療の優先順位を決めるトリアージを実施しました。

そして担架を使ったり、歩ける人には歩いてもらったりして、けが人を救護所まで運びました。

ひとたび航空機で事故が発生すれば、重傷者が多数出ることも考えられ、救護所から医療機関への搬送や治療の図上訓練も実施して、いざというときに冷静に対応できるよう、手順などを確認していました。