フランス・パリで世界最大規模の航空ショーが開催されていて、ウクライナ侵攻や中東の紛争などでも配備されている戦闘機や最新のドローンが注目を集めています。

記者
「いま各国の軍事関係者らが視察する中、戦闘機のF35が展示飛行を行っています」

フランス・パリ郊外で開催されている航空ショーには、48か国からおよそ2500の企業が参加していて、各国の軍事関係者らと商談なども行われています。

ウクライナが供与を求めるドイツの長距離巡航ミサイル「タウルス」や最新の戦闘機などが展示されているほか、ドローンの開発にも注目が集まっています。

フランス防衛大手「タレス」担当者
「このシステムは、相手の位置情報などを収集します。地上に送られたデータをAIに学習させれば、オペレーションの作業が簡単になります」

最新の兵器にはAIが活用されたものが多く開発されています。こちらの全方位のレーダーでも…

フランス防衛大手「タレス」担当者
「(AIが)地図と周囲の環境を学習させることで、脅威に応じて自動的に感度を調整することができます」

今月24日から始まるNATO首脳会議では、加盟国の国防費を大幅に引き上げることが正式決定される見通しで、防衛産業への需要が高まっています。