地元企業の魅力を若者にも知ってもらう取り組みです。将来の進路選択のきっかけとなるよう、高校生を対象とした合同企業説明会が広島市で開かれました。
末川徹記者
「企業のブースが奥までズラリと並んでいます。担当者も生徒もアットホームな雰囲気です」

合同企業説明会には、県内を中心とした75の企業が出展し、260人の生徒が参加しました。広島労働局によりますと、この春卒業した高校生の就職内定率は96.5%で、前年の2.3ポイント減少しています。
こうした中、生徒たちが企業への理解を深め、ミスマッチのない進路選択を後押しする狙いです。
高校生たち
「どの職種が良いか分からないから色々なことに興味がある」
「レジ打ちや品出し。周りの人と協力できる仕事がいい」
「人とコミュニケーションを取ることが好き。英語を使って海外の人と話したい」
一方、厚生労働省のまとめでは、県内の高校生の求人倍率が4.90倍と売り手市場が続いています。
福山市の福山通運では、ここで働きたい!と思ってもらえるよう、福利厚生の充実や若手の声を反映させることに力をいれています。

福山通運 採用担当
「(入社時に)必要な資格はない。仕事に前向き・やる気。自分のやりたいことを主張してチャレンジしてくれる人を待っている」
説明会は、三次・福山市でも開かれる予定です。