■手すりの位置を変えるだけで転落防止効果 現在の柵でもできる対処法は?

ではどうしていけばいいのでしょうか。山中理事長が推奨している一つが「手すりを10センチ手前に設置する」というものです。


東京都が手すりを10センチ手前に移動させたもので実験を行いました。4歳の子では手すり部分に手をかけて必死に登ろうとしますがなかなか登り切れず諦めてしまう子がいました。2歳の子は足をかけるだけで体を持ち上げることができませんでした。
手すりを10センチ手前にすることで重心が後ろにいってしまうので登りきることができなくなりました。

山中理事長は「今の建築基準法に照らして判断するだけでは防げない。転落防止策を義務付ける新たな法整備などが必要」といいます。しかし今の柵の位置を変えるのはなかなか難しいと思います。現在の柵でも対処できる方法として柵の部分から上にかけてネットをかける転落防止グッズ「おとさんゾウ ベランダ用ネット(1万7200円~)」物理的に登れなくしてしまうという対策です。
井上キャスター:
子どもの立場からすると大人の世界をのぞいてみたいとか、駄目と言われるとやりたくなるとかわかる気がします。どのように子どもに伝えるべきか正解はないのですが。
田中氏:
正解はないですね。私自身、5歳ぐらいのときに大人が注意をしても目を盗んで非常ドアを開けて15階建てマンションの屋上に登ったことがありますね。子供たちにはどれだけ怖いことか、怪我をすることについて具体的に説明するしかないですが、物理的に登れない、物理的に開けられない対策も大事ですね。














