1か月に3件と相次ぐ子どもの転落死。保護者がいない環境でも子どもの転落を防ぐための対策を聞きました。
■子ども転落死 1か月に3件 ベランダや窓から・・・防止策は
良原安美キャスター:
昼間は窓を大きく開けたくなるような過ごしやすい季節ですが小さなお子さんのいるご家庭では注意が必要です。ここのところ、小さなお子さんの転落死が相次いでいます。

▼10月22日 東京・江戸川区
都営住宅12階から転落したとみられる男の子(4歳)が死亡
▼11月2日 千葉市
タワーマンション25階から転落したとみられる男の子(2歳)が死亡
▼11月5日 大阪・豊中市
マンション4階から転落したとみられる男の子(4歳)が死亡

こうした転落事故に消費者庁も注意を呼びかけています。
▼子どもの手が届かない位置に「補助錠」をつける
▼ベランダの手すり付近に足場になる物を置かない、室外機は手すりから60センチ以上離す
■ベランダの柵を高くすれば子どもの転落を防げる?実験してみたら…

それでも防止策としては完全ではありません。現在の建築基準法でベランダの柵の高さは110センチ以上と定められています。この110センチ以上で東京都が実験を行いました。

▼ベランダの手すりに見立てた高さ110センチの器具を子どもが登れるか
・2歳の男の子 15秒で登りきる子もいた
・4歳 約7割が登りきれた
・6歳 全員が登りきれた
さらにNPO法人 Safe Kids Japanが「柵の高さが子供の転落防止に効果があるか」という実験を行いました

▼120センチの高さの柵を30秒間で登りきれるか
・3歳 65.7%
・4歳 72.5%
・5歳 90.2%
NPO法人 Safe Kids Japan山中龍宏理事長
「ほとんどの子どもが柵を乗り越えることができた。裸足だとより登りやすい傾向に」
家の中ですと、裸足で過ごしているお子さんがほとんどだと思います。事故のリスクが上がるということが考えられそうです。
ホラン千秋キャスター:
踏み台がなければ大丈夫ということでもなさそうですね。
良原キャスター:
柵や手すりを使って乗り越えてしまうということですね。
井上貴博キャスター:
公園の鉄棒などで普通に遊んでいますしね。
スポーツ心理学者(博士) 田中ウルヴェ京氏:
子どもは登れることの達成感だったり、一生懸命登りたくなる心情がありますからね。

良原キャスター:
NPO法人 Safe Kids Japan山中理事長によりますと「子どもは高所への恐怖より好奇心の方が勝ってしまう」と言います。では、さらに柵を高くした場合の実験です。

▼130センチの高さの柵を30秒間で登りきれるか
・3歳 20%
・4歳 50%
・5歳 82.9%
▼140センチの高さの柵を30秒間で登りきれるか
・3歳 0%
・4歳 27.5%
・5歳 73.2%

ではどうすれば転落を防止できるのでしょうか。NPO法人 Safe Kids Japan山中理事長によりますと「5歳以上になると柵を高くしても転落防止効果がほとんどない。10秒もあれば乗り越えてしまうので保護者の意識や行動に頼らない防止策が必要」と親御さんの見守りのない環境でも防止できるような物理的な対処が必要ということなんです。














