「七本指のピアニスト」として知られる西川悟平さんのコンサートがありました。

山口東京理科大学で13日にトーク&ピアノコンサートを開いたのは、世界の舞台で活躍するピアニスト、西川悟平さんです。西川さんは24歳で渡米し、デビューしましたが筋肉が収縮する難病ジストニアを患います。懸命なリハビリを重ね、動かなかった指は7本まで動くようになり、再起を果たしました。

ピアニスト 西川悟平さん
「考え方によっては、ほんとだったら障害者の指が僕の個性になって、今は魔法のカーペットになっていろんな国に僕を誘ってくれてます」

西川さんは「最悪の出来事も、ちょっとした考え方と行動の違いで、最高の出来事に変わる事がある」と語りました。

公演を聞いた学生
「自分も今後、いろいろ挫折することもあるかも知れないんですけど、原因をしっかり考えて前向きに取り組めたらいいなと思ってます」

会場にはおよそ150人の学生らが訪れ、西川さんの演奏や経験に勇気づけられた様子でした。