元AKB48、元SDN48でユニット「渡り廊下走り隊7」のメンバーとしても活躍したタレント・浦野一美さんが15日にブログを更新し、産後“1万人に1人”と言われる難病を患っていることを明かしました。

浦野一美さん インスタグラムより引用




浦野さんは13日に、「【ご報告】7年ぶりの更新です」と題し、ブログを更新したばかり。「お久しぶりです、CinDyです。 最終更新から、7年…結婚、出産等を経てアイドル時代からは想像もできない人生を歩んでおります。」と書き出し、夫と子ども、愛犬2匹と一緒の幸せそうな家族写真を掲載していました。


続けて「慌ただしい日常の中で、思うことや、やってよかったこと ただの日記から、誰かの参考になるかな?というお話を こちらから発信できたら嬉しいと思っています。」ブログを一新した事を報告。

浦野一美さん YouTubeより引用




続く15日のブログでは、「実は、blogを再開しようと思ったのは このお話を残したかったから。」と書き出し、「いきなりで驚かせてしまうかもしれませんが、 産後一万人に1人の病気(産後の後遺症)になりました。」と、再開理由と難病を患ったことを報告しました。

浦野一美さん インスタグラムより引用




病名について「人に話しても殆ど理解してもらえない、産院の先生にも気付いてもらえなかった 珍しい病気【直腸膣瘻】です。」と記し、「簡単に言うと 『膣から便が出てしまう』病気。 ※苦手な方はご注意下さい。」と、症状について説明しました。


浦野さんは「この病気は、自分でも嫌になる程恥ずかしくて戸惑いしか無いのですが、産婦人科医の先生でも直腸膣瘻の患者さんに出逢うことは滅多に無いらしく、産後の検診では診断に至らず、痛みや著しいQOLの低下に悩み続けてきました。」と病気の告白への戸惑いを素直に吐露しました。

浦野一美さん インスタグラムより引用




そして「やっと症状が理解できたのは、悪露が落ち着き(出血が長かった為3ヶ月程かかりました)症状が明確になったタイミングです。」「異常が確信に変わり、寝る間を惜しんでネットを検索しやっと診断していただける先生を見つけることができました。」と、症状から思い当たる病名に辿りつけるまでかなりの時間を要したことを報告しました。


さらに「そこで、”治せる医師は日本に数人”という とても難しい手術を受けることになりました。」「なかなか病気を公表する勇気も余裕も無かったのですが..」「というのも、この病気が非常にセンシティブなことに加え、産後すぐからの猛烈な痛みと子育てに必死なタイミングが重なり、メンタル面でも壊れないように耐えていた部分があったり、実際にお話するだけで涙が出てしまう時期が続き、踏み切れませんでした。」と、公表までにもかなり思い悩んだ様子を語りました。

浦野一美さん インスタグラムより引用




浦野さんは「公表する気持ちになれたのは、ほぼ完治の見通しがたったことと この病気自体、年齢関係無く特に初産で発症する場合が多く幅広い年齢層の方が密かに悩んでいることや、手術が上手くいかずメンタルに支障をきたし、産後鬱やもっと酷い状況になってしまう方もいると知ったことでした。」と公表に至った経緯を綴りました。


そして「実際に、どれくらいの人が産後の直腸膣瘻になるのか推測すると、“一万人に1人”と言われているので病気の程度は人それぞれだとしても単純に現状の出生率から考えて年間720名程です。(案外多い)」と、現状を考察しました。

浦野一美さん インスタグラムより引用




さらに「認知度の低い病気故に、私自身も確定から医師を探して実際に手術を受けられるまでに大変な思いをしたので悩んでいる方には勿論、産後後遺症の知識として、少しでも病気の認知度が上がれば私のように辛い思いをしなくても、もっと早く症状や病気に気が付けるかもしれないと思っています。」同じ病を患う方に心を寄せ、公表の意図を明かしました。


一方で、浦野さんは「また、この病気の手術に興味がある先生がいた場合は術式を含め、知見を深めていただけると幸いです。」と現状の進展することを望みました。


そして自身は「病気を疑った時、blogを残して下さった患者さんの情報にとにかく助けられました。だから、検索で引っかかりやすいblogというプラットフォームを通してこれから、悩んでいる方に向けて病院名や主治医の先生等詳しい情報も発信していきます。誰かのお役に立てれば幸いです。」と結んでいました。

浦野一美さん YouTubeより引用




ブログには動画も添付され、病院内から浦野さん本人が詳細について語っており、収録中は何度も泣いてしまい、なかなか動画収録が出来なかったことや、日本では手術できる先生が10人もいないほどの難手術であり、手術方法によっては再発率も高いことなどが語られています。


【担当:芸能情報ステーション】