6日(日)沖縄本島南部・南城市を舞台に尚巴志ハーフマラソンが3年ぶりに開催されました。
新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催となった尚巴志(しょうはし)ハーフマラソンin南城市には、ハーフの部と3キロの部にあわせて5,658人がエントリー。

新里坂

午前9時に一斉にスタートしたランナー達はそれぞれのペースでレースを進めますがコース序盤にして最大の難所、急坂が1.2km続く新里坂(しんざとびら)では苦しそうな姿があちらこちらに。
女性ランナー「キツい~!ここは、歩くつもりでペースを考えています」
男性ランナー「いっちばんキツいですこれ…。足が上がらないっす」
男性ランナー「いやあもうきつい。走れない、もう無理。歩くのもキツいですよ」

ニライ・カナイ橋


大会が行われた6日の南城市は最高気温24度。時折、太陽が顔をのぞかせ、厳しい日差しと戦う姿もありましたが、市民ランナー達は3年ぶりの大会を楽しんでいる様子でした。

ハーフマラソンの部は後続を大きく引き離した糸満市の大城直也さんが1時間14分27秒で初優勝を飾り、女子は北谷町のジュネル・リー・ロディーナさんが1位でフィニッシュしました。

ハーフマラソンの部 優勝 大城直也さん
「自分は農家なんですけど、朝は5時半くらいから朝練をしたりして、そのあと仕事に行って帰ってきて走りに行くという感じで、奥さんがサポートしてくれたお陰で自分がこうして練習できているのもあるし結果を出せたのもあるので。しっかりと優勝できて本当に今はリラックスしています」


スタートから3時間ほどが経過し、市民ランナーたちも続々とフィニッシュ。互いに健闘を称え合いました。

男性ランナー「前半は日があたったけど、後半は曇で穏やかな風もあって楽しかった。特にニライカナイ橋。下りはもう海の綺麗さ。疲れ取れました」
女性ランナー「やっと走れるという気持ちで!走りきって、やっと走り終わったという感じです」

今大会はハーフと3キロの2部門にあわせて4,808人が出走し、4387人が完走。完走率は91.2%でした。