『あじさい神社』として親しまれる六條八幡宮では2025年もアジサイが咲き誇っています。100種類もあるアジサイの中には高知県内ではここでしか見られないという品種もあります。
梅雨空のもと静かに参拝者を迎えるアジサイ。高知市春野町にある六條八幡宮です。通称『あじさい神社』として親しまれ、13日も大勢の人が足を運んでいました。神社ではおよそ1500株のアジサイが見ごろを迎えています。

2024年の暑さの影響で枯れてしまったものもあるといいますが、愛好会の13人のメンバーと地区のボランティアの人たちが協力して植え替えや剪定などの手入れを行い、2025年も美しく境内を彩っています。植えられているおよそ100種類のアジサイには全て名前が付いています。参拝者に一番人気なのは、こちらの「ひなまつり」。かわいらしいピンク色で花全体が八重になっているのが特徴です。

(四万十町から)
「きれいです。今まで見たことがないカーネーションのようなアジサイもあってよかった」

(四万十町から)
「花は時期ごとにそれぞれ楽しめますが、今一番アジサイがいい時期ですね、ゆっくり楽しみたいです」

色だけでは無く、花びらのように見える「ガク」や葉の形にも違いがあります。
こちらは「イズミドリ」と呼ばれる品種です。育てることが難しく県内で見られるのはここだけだといいます。

(あじさい愛好会 大上美也子さん)
「きれいなアジサイをみてこの梅雨のむしむしした時期に、心穏やかにしていただける場所になっていると思います」

『みなさんまちゆうきねー!』

六條八幡宮では、6月1日から「あじさい祭り」が開かれていて、愛好会が育てたアジサイの他、食べものなども販売されています。品種によっても異なりますが、あと10日ほどは見ごろが続くということです。
