来年春のセンバツ出場への大きな参考資料となる秋の高校野球四国大会の準決勝と決勝が高松市で行なわれました。センバツ出場に大きく前進する決勝戦に駒を進めたのは香川勢同士・英明と高松商業です。

5日の準決勝第一試合では、5年ぶり3度目のセンバツを目指す英明は高知に4対2で勝利。準決勝第2試合は、4年ぶり28回目の春の聖地を狙う高松商業が徳島の鳴門に4対1と快勝しました。

32年ぶりとなる香川勢同士での対決となった決勝戦。2対1と英明リードで迎えた6回裏、追いかける高松商業は9番、佐藤瑞祇のライト前タイムリーなどで2点を奪い、勝ち越しに成功します。

夏の県大会のリベンジを誓う英明は8回に追いつくと、さらに9回表、ノーアウト3塁のチャンスでで5番、中浦の打球はライトへの犠牲フライに…。これが決勝点となり、英明が8年ぶり2回目の四国大会王者となりました。

(英明高校 中浦浩志朗主将)
「試合が終わった瞬間はすごく嬉しい気持ちでいっぱいでした。目の前のワンプレーワンプレーをチーム全員で全力でやっていきたいと思っています」

(高松商業 横井亮太主将)
「個々のレベルをもっと上げていって、チームの総力を上げていって甲子園で勝てるチームを目指していきたいと思っています」

来年春のセンバツの四国の出場枠は3と英明・高松商業ともに出場が濃厚となりました。また優勝した英明は18日からの明治神宮大会に出場します。