陸上界のレジェンド、マイケル・ジョンソン氏(男子200m、400m元世界記録保持者)が新設した「グランドスラム・トラック」の最終戦(日本時間6月29・30日)が延期となることが日本時間13日に発表された。
同大会は年間で4大会実施される計画で、日本勢では田中希実(25、New Balance)が唯一出場しており、すでに3大会が終了。最終の第4戦はアメリカ・ロサンゼルスで開催される予定だった。
主催のマイケル・ジョンソン氏はこの日、大会の公式Xで声明を発表し、「シーズンを終えるという決断は、持続可能性を踏まえ長い目でみたもので、決して軽々しく下したものではありません」と話し、「素晴らしいレースをお届けできたことに、これ以上ないほど興奮しています」とスタートのシーズンを振り返り、出場した選手たち、関係者に感謝を述べた。
1年目のシーズンを終えたことで、初代“レーサー・オブ・ザ・イヤー”として男子200mで東京、パリオリンピック™銀メダリストのケニー・ベドナレク(26、アメリカ)と、パリ五輪女子100m銅メダリストのメリッサ・ジェファーソン(24、アメリカ)が選ばれた。また、公式サイトでは最終戦のチケット払い戻しについての案内も発表している。
田中は第1戦(ジャマイカ)では女子3000m(8分49秒10)、5000m(15分31秒93)で共に7着。第2戦(マイアミ)は3000mで8分44秒51の8着、5000mでは15分06秒78の7着で、第3戦(フィラデルフィア)では3000mで8分51秒64の7着だった。