“トランプ関税”をめぐり、担当の赤沢大臣は6回目の直接交渉へ出発しました。トランプ大統領が自動車関税の引き上げを示唆したことについて「合意がまとまれば日本は特別扱いされる」との認識を示しました。

赤沢亮正 経済再生担当大臣
「(関税措置の)見直しを強く求めるということは現時点においても変わっておりません」

交渉担当の赤沢大臣は午前10時半ごろ、アメリカ・ワシントンに向け出発し、日本時間のあす以降、ベッセント財務長官らとの協議に臨みます。

日本側は15日からカナダで開かれるG7サミットにあわせた首脳会談での一定の合意も視野に協議を進めています。

それに先立って今回の交渉では、合意への一致点を模索し、首脳会談に向けて閣僚間で詰めの協議を加速させる構えです。

一方、トランプ大統領が12日、自動車への関税をさらに引き上げると示唆したことについて、赤沢大臣は「交渉がまとまれば、日本は別枠の特別扱い、例外ということになると思う」と話し、交渉をつづける考えを示しました。

政府関係者によりますと、赤沢大臣はワシントンでの協議のあと、G7が開かれるカナダを訪れ、石破総理と合流する予定です。