特殊詐欺を未然に防いだとして銀行員2人に警察から感謝状が贈られました。

連携プレーと冷静な声がけが被害を未然に防ぎました。

山形警察署から感謝状が贈られたのは、山形銀行寿町支店の仲島くみさんと鈴木瞳さんです。

鈴木さんは先月12日、窓口に訪れた60代の男性から相談を受けたということです。

内容は、「高額当選のメールが届いた。自分の口座に入金してもらうためには、相手に、ギフトカードの番号を写真で送らなければならない。やり方を教えて欲しい」というものでした。

すぐに詐欺を疑った鈴木さんは、上司の仲島さんに相談します。

そして2人は被害を防ぐために男性を説得することに決めました。

その時気をつけたのが説得の仕方でした。

山形銀行寿町支店 鈴木瞳さん「頭ごなしに否定しますとお客様もこちらの話を
聞いていただけないかと思いましたので、まずはお客様の話を聞くところからどのような経緯でここ(メール)につながったかというところを中心にお話を聞くことを意識して対応しました」

通報を受けた警察が調べたところ、やはり詐欺だったことがわかりました。

山形銀行寿町支店 仲島くみさん「窓口のメンバーがお客様の話を聞いてくれて報告してもらうというところと連携がうまくいって被害の防止につながったのかなと思います」