岡山県高梁市では、これからのレジャーシーズンを前に、消防隊員による水難救助訓練が行われました。

(訓練)「確保!」

高梁市消防署による水難救助訓練は、水辺のレジャーシーズンを前に、高梁川で毎年行われています。きょう(12日)は19人の隊員が参加し、流れを利用して目標に向かう泳ぎ方や、ロープを投げて遭難者を救う手順などを確認しました。

(高梁市消防署 佐藤浩平さん)
「高梁川という一級河川を(管内に)保有しておりますので、その流れの中での救助方法を身につける目的で訓練を行っております」

高梁市消防署管内では、2022年度から先月までに4件の水難事故が起きていて、2人が亡くなっています。服を着たまま救助に向かった人が動けなくなることもあるため、注意が必要だということです。

(高梁市消防署 佐藤浩平さん)
「助けに行った方が溺れてしまって、事故が発生するといったことが多数発生しております。ですので、決して服を着た状態で水に入ることは避けていただきたいと思います」

高梁市消防署はきょうの訓練を隊員たちの救助技術向上につなげたいとしています。