山口県宇部市の山口宇部空港が、自衛隊の訓練などの円滑な利用を目的に国が指定する「特定利用空港」の候補として検討されていることが分かりました。



「特定利用空港・港湾」は、自衛隊や海上保安庁の航空機や艦船が円滑に利用できるよう、国が指定する空港や港湾です。

全国で11の空港と25の港湾が指定されています。

県の港湾課によりますと、すでに国から県や宇部市へ説明が行われています。

国は、武力攻撃のような有事の利用を対象としたものではなく、新たな自衛隊の基地や駐屯地を設置することも目的にしていないと説明しているということです。

山口宇部空港が指定された場合、県内では初めての「特定利用空港」となり、自衛隊の訓練が年に数回程度、行われる見通しです。

県の港湾課は「まだ検討段階であり、適切に判断・対応していく」とコメントしています。