暑さが本格化するのを前に熱中症対策などを話し合う県の協議会が開かれ、水分補給の注意点などが説明されました。

愛媛県の課長や気象台の職員らおよそ40人が出席した会議では、健康増進に関する協定を県と結んでいる、大塚製薬の中村雄飛さんが熱中症の予防に向けた水分補給の注意点などを説明しました。

大塚製薬 徳島支店 中村雄飛さん
「元気な状態で経口補水液を飲んでしまうと塩分過多になり、かえってほかの病気につながりやすくなる可能性がある」

中村さんによりますと、汗をかく量によって飲み物の種類を変える必要があり、日常では、水やお茶、運動後や入浴後には、スポーツ飲料などのイオン飲料、発熱時には経口補水液が適しているということです。

また、県の担当者は労働安全衛生規則の改正によって今月から職場での熱中症対策強化が義務付けられたことを説明し、熱中症のおそれのある人を早期に見つけ、適切に対処するよう呼びかけていました。