愛媛県鬼北町の児童が宇和島市の須賀川ダムを見学し、梅雨の時期など、大雨が降った場合に洪水被害を防ぐなどダムの役割を学びました。

宇和島市の須賀川ダムで行われた見学会には、鬼北町の好藤小学校の児童13人が参加しました。

児童らは職員から、ダムには洪水を調整して下流域が浸水する被害を防ぐことや、水を安定供給する役割があることなどの説明を受けました。
続いて、ダムの放流が行われる際に流される警報放送を聞きました。

警報放送
「ダム満水のため放流を行います」

児童らはダムの通路を歩いたり、水量を調節するゲートを見学したりして、ダムの大きさを感じている様子でした。

さらに、住民や企業なども協力して水害の被害を減らす「流域治水」の取り組みを紙芝居で学び、暮らしや防災に欠かすことのできないダムの役割を学んでいました。

児童
「ダムの中に初めて入ってすごかった。(ダムがないと)家とかが流されたり」

須賀川ダム管理事務所 山本広紀 所長
「防災意識を高めていただき、ダム施設の重要さを十分理解していただけたのでは」

須賀川ダムは1976年に完成し、宇和島市内の水不足を解消したほか、7年前の西日本豪雨では、市内を流れる須賀川が氾濫するのを防ぎました。