北陸3県の企業の景況感は、アメリカの高関税政策による先行き不透明感などから製造業でマイナス幅が大きくなっています。一方で、新たに設立された法人の増加率は、石川県が全国トップ。そのワケとは?

北陸財務局が行った2025年4月から6月までの法人企業景気予測調査では、景況感を示す指数は全産業でマイナス3.3ポイントと2期連続のマイナスでした。

特に製造業ではアメリカの高関税政策の先行き不透明感から、発注の先送りが起きるなどし全体の景況を押し下げました。

一方で、外国人観光客の増加による旅客運送業の回復が見られ、北陸財務局では今後の先行きについてプラスに改善していくとの見通しを示しています。

この景況感にも影響を与える新たに設立された法人は、2024年、石川県内で914社ありました。2023年から17.6%増えましたが、この増加率が全国で1位となりました。