サッカーJ2のカターレ富山は11日、天皇杯2回戦で同じくJ2ベガルタ仙台と対戦。リーグ戦でなかなか出番がなかった選手たちがピッチで躍動し、安達亮監督体制で初勝利、3回戦進出を決めました。
リーグ戦では14試合勝てていないカターレは天皇杯2回戦で勝利し、リーグ戦へ弾みをつけたいところ。相手はJ2で4位のベガルタ仙台です。
カターレは試合序盤から積極的な攻撃を見せ、相手ゴールに迫ります。
前半アディショナルタイムに高橋馨希の今季2得点目となるゴールでカターレが先制点をもぎ取ります。
勢いに乗るカターレは後半も猛攻を仕掛けますが、追加点とはなりません。
徐々に仙台ペースになると、押し込まれる展開が続きます。
後半40分、キーパー平尾が気迫のパンチングで相手のシュートを防ぎます。
キーパー含めた全員で攻撃に出る仙台をカターレも集中力を切らさず、全員で守りきります。
試合は1対0でカターレが勝利し、安達監督就任後、3試合目で初勝利。2年ぶりの3回戦進出を決めました。
カターレにとって長いトンネルに光が差す大きな1勝です。
カターレ富山 高橋馨希選手
「勝てていない中で、自分が点を取るという思いはあったので、本当に狙い通りのゴールだったと思います。リーグ戦は勝ちがない中で、本当みんな勝つためにやっているので結果として勝てたので、本当に良いことだと思います」
カターレ富山 安達亮監督
「前半うまく1点取れて、その1点は自分たちが狙っているような形になったのかなと非常に良かった。小田切前監督が残してくれた天皇杯なんでね、何としても勝ちたかったし、いいプレゼントができたかなと思います」
カターレの次の試合はリーグ戦で、15日にホーム県総合陸上競技場で藤枝MYFCと戦います。また、天皇杯3回戦は7月16日、J1のFC町田ゼルビアとの対戦です。