感染症に詳しい長崎大学の森内浩幸教授に聞く

長崎大学の森内浩幸教授は「鳥を飼っていればよりリスクは高くなるが、鳥の糞が乾燥すると、空中に一部が舞っていくことがあり、そういったものを吸い込むことによっても感染は起こりうるので、鳥を飼っていなくても、鳥の排せつ物にばく露されることがあれば十分に起こりうる」と指摘しています。

森内教授は日常的な習慣からオウム病を予防するためには、以下のような対策が重要と呼びかけています。

1.直接接触を避ける:「基本的に鳥を扱う時は直接の接触をしないようにする」

2.手洗いの徹底:「鳥のお世話をした後は必ず手洗いをする」

3.清掃の重要性:「鳥の糞が乾燥して空気中に舞い、それを吸い込むことでも感染します。糞や羽毛は定期的に掃除をすることが大事」

長崎県内でのオウム病感染者の報告は8年ぶりで、死亡例は初めてだということです。