沖縄料理のお惣菜や弁当販売で知られる「花ぐすく香華堂」。後継者不在で事業継続が危ぶまれていましたが、事業を引き継ぐ企業が見つかり、調印式が行われました。
1971年創業の花ぐすく香華堂は、リウボウストアなどに4つの店舗を構え、沖縄の行事には欠かせない重箱料理や長寿弁当など伝統料理を販売。長年県民に親しまれてきましたが、経営者の高齢化や、後継者不在などを受けて2年前から県事業承継センターに相談していました。
その後、運送業や食品加工などを手掛ける「沖縄SEIWAサービス」が事業を受け継ぐことになり、今月から新体制での経営がスタート。
11日、報道各社にお披露目する調印式が行われました。
▼花ぐすく香華堂 花城嘉代子 代表取締役
「うちの味を大切にしてくれということと、業種を理解していただいているのと、違う視点で色々と事業を展開してくれる方だなと確信が持てたので、こちらからお願いしました」
▼沖縄SEIWAサービス比嘉康裕 代表取締役
「今後も味は変えずに生産性を上げていきたいです。新商品の開発などに取り組んでいきたいです」
花ぐすく社の従業員の雇用は引き継がれ、製造ノウハウや伝統の味を守りながら取引先の拡大を目指していくということです。