災害時で寸断された送電設備を復旧する大規模な訓練が中国5県で一斉に行われました。

訓練は中国電力と中国電力ネットワークが毎年行っているもので今年は700人余りが参加しました。山口市では土砂災害により送電線が寸断されたという想定で応急復旧訓練が行われました。

作業にあたったのは、いずれも指導役を務めるベテラン社員らで、いわば電気の「ドリームチーム」。声を掛け合いながら的確に電線を接続していきました。大規模な災害が起これば全国からこういったチームが駆けつけます。

中国電力ネットワーク山口ネットワークセンター 五反田泰副所長
「ほかの電力会社からもしっかりと応援をもらえる態勢にあるし、われわれもほかの電力会社で災害があった場合にはしっかり応援していきたい。これで連帯感を強めたうえで送配電事業をしっかり守っていきたい」

山口県のチームは能登半島地震や愛媛県今治市の山林火災にも派遣されていて、ノウハウをしっかり受け継ぎ広めたいとしています。