広島市内の大学で県や地元企業が一風変わった企業説明会を開きました。

人気の格闘対戦ゲーム「ストリートファイター6」で対戦しているのは、大学生と地元企業の若手社員たち。これも、企業説明会の一部なんです。

県が進めるまちづくりプロジェクトの一環として広島工業大学で開催。マツダや広島ガス、サンフレッチェといった地元企業などが、学生たちと一緒にeスポーツを楽しみながら和やかな雰囲気の中で業務内容について話していました。

広島工業大学生
「環境系の仕事がいいかなと考えている」
マツダの社員
「ある意味、環境系です」

サンフレッチェ広島 営業部 尾坂彩乃さん
「対戦前は距離感ある『お願いします』って感じだったけど、ゲームを通して距離が縮まって結構質問してくれる学生も多いのでいいツールになってるなと」

広島工業大学生
「楽しかったです」
「広島ガスさん。電気系の分野も活かせそうな事業を始めたって聞いて、インターンシップとかイベントあったら行ってみたいなと」

広島県では、若年層を中心とした人口流出が深刻化する中、地元企業に対する学生の認知と関心の向上が課題となっています。

広島県 自動車新産業課 日山千彰 主任
「学生の身近なものを通じてコミュニケーションをとることで、企業に対するイメージも身近なものになるかな」

このプロジェクトでは今後も、こうした取り組みを続けていきたいとしています。