若者たちがサイバー犯罪を防ぐ活動に貢献します。専門学生が県警のサイバーパトロールに協力することになり、きょう委嘱状が交付されました。
県警では12年前から、インターネット上の有害情報を監視するサイバーパトロールボランティア、いわゆる「サイバーパトローラー」を県内の大学生や専門学生に委嘱しています。

山形市の大原学園山形校では4年前から本格的にサイバーパトローラーの活動をしていて、今年度は127人の学生が参加することになりました。
「委嘱状。あなたを山形県警察大学生等サイバーパトローラーに委嘱します」
きょうは、学生の代表5人が委嘱状の交付式に参加しました。

学生たちは今後、闇バイトやフィッシング詐欺、違法薬物の情報など、サイバー犯罪につながりそうなSNSやサイトの情報を見つけたら、警察に通報するなどしてサイバー犯罪を未然に減らす活動を行っていきます。

大原学園山形校 公務員コース1年 長谷部玲さん「近年闇バイトなどネットを媒介にする犯罪が増えているとよく聞くので、自分も警察を目指す身なので微力ながら協力できたらと思い参加した。精一杯頑張っていきたい」

大原学園山形校 公務員コース1年 三浦遥人さん「自分はありがとうという言葉が大好きで、闇バイトとかはそういう言葉に縁のない行為だと思う。ありがとうと笑顔が溢れる社会にしていきたい」

県警察本部 サイバー犯罪対策課 小野秀崇 課長補佐「若い世代の人たちは日常生活の一部としてインターネット検索をしている。そういった部分をサイバーパトロールの中でも発揮してほしい」
県警によりますと、昨年度は県内のサイバーパトローラーから、闇バイトや違法薬物に関する情報など、376件の情報が寄せられたということです。

県警では今年度も、学生サイバーパトローラーたちの情報を活用し、犯罪の防止につなげていきたいとしています。