■ニューヨークシティマラソン(日本時間6日 ニューヨーク)
11月6日(日本時間)アメリカ・ニューヨークで行われたニューヨークシティマラソンで、東京五輪で6位に入賞し現役を引退、今年2月に復帰した大迫傑(31・NIKE)が復帰後初マラソンで5位に入った。
ニューヨークシティマラソンはワールドアスレティクス(WA)が公認するロードレースで、最も高いグレードであるエリートプラチナに認定されている大会。東京五輪以来のマラソンとなった大迫は気温約17℃、湿度87%のコンディションの中、スタート直後は先頭集団の真ん中に入りレース展開を伺う形を取った。
4㎞付近でダニエル・ドナシメント(28・ブラジル)が飛び出したが大迫は付いていかず13人の第2集団でレースを進めた。10㎞を6位、30分11秒のペースで通過した。13㎞付近で第2集団も徐々にペースあげると、大迫も付いていった。15㎞を8位、45分00秒で通過、第2集団は7人となったが大迫は落ち着いてレースを進めしっかり集団の後方につけた。
現役復帰後は6月に5000m、9月にハーフマラソンを走り、先月のシカゴでの大会ではペースメーカーを務めるなど五輪以来のマラソンへ順調に調整を重ねてきた大迫。24㎞付近で第2集団を引っ張ってきたエバンス・チェベト(ケニア)がペースをあげると、大迫は付いていけず遅れ始めた。
レースは独走状態だったドナシメントが34㎞付近で立ち止まり倒れるアクシデントがあった。これでトップには第2集団から飛び出したチェベトが逆転して優勝。
粘りの走りを見せた大迫だったが自己記録の2時間5分29秒から大きく遅れ、復帰後の初マラソンは2時間11分31秒で5位に入賞となった。
大迫はGMOインターネットグループとパートナーシップ契約を結び、所属はこれまで通り「NIKE」だが、実業団登録がGMOインターネットグループとなるため、元日の“ニューイヤー駅伝”にGMOインターネットグループの選手として出場する可能性がある。
【ニューヨークシティマラソン 男子】
優勝 エバンス・チェベト(ケニア) 2時間08分41秒
2位 シュラ・キタタ(エチオピア) 2時間08分54秒
3位 アブディ・ナゲーエ(オランダ) 2時間10分31秒
5位 大迫傑(31・NIKE) 2時間11分31秒
6位 鎧坂哲哉(32・旭化成) 2時間12分12秒
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