国民生活基礎調査のため岡山市が任命した調査員が、先月(5月)“調査員証”1枚を紛失しました。今月になって、その“調査員証”が見つかり、調査員に返却されました。

岡山市によりますと、5月23日、調査員が対象世帯の訪問途中で紛失に気づき、警察に遺失届を提出しました。今月9日、その調査員が調査票を回収するため世帯を訪問したところ、紛失した調査票が返却されたということです。

調査員証は先月23日、近所の人が訪問先の家の前の路上に落ちていたのを拾いましたが、自分はオンラインで調査に応えるため、調査票を訪問で回収する予定の家に預けたということです。

これまでに、この調査証が統計調査を装った「かたり調査」に悪用された事例は報告されていないということで、岡山市は「引き続き、厳格な管理を徹底します」とコメントしています。また、調査員が直接個人情報を聞くことはなく、不審な調査活動に気づいた場合は、岡山市保健所まで連絡をと呼びかけています。