6月10日は岩国市出身の作家、宇野千代の命日「薄桜忌」です。

ゆかりの人たちが法要に集い、在りし日をしのびました。

宇野千代は1897年、明治30年に生まれ、1996年6月10日に98歳で亡くなりました。大正、昭和、平成と活躍し、小説「おはん」や「生きて行く私」などの作品で知られています。

命日の法要は、千代の墓がある生家近くの教蓮寺で営まれました。千代が薄墨の桜を愛したことから、命日は「薄桜忌」と呼ばれています。

宇野千代顕彰会・島津教恵・会長
「思い出す人がいる間はその人は生きているんだと思ったら宇野千代先生はずっとずっと作品が残りますからずっとずっと生きていらっしゃる方だなと思って」

生前、交流があった顕彰会の島津教恵会長が「先生は亡くなるまで前を向き続けていらっしゃったと思います」と振り返りました。

宇野千代顕彰会島津教恵・会長
「人に対してはこだわりとかいうのはなくてサラッとあっさりという感じでした。それでいてなにかね人に明るい気持ちを持たせるっていうような力をもっていらした」

参列者は雨の中墓に手を合わせ、在りし日に思いをはせていました。