財布を落としたり、ポケットから現金をうっかり落としてしまったり…。誰にとっても起こりうる「まさか」の瞬間。キャッシュレスが浸透してきた中、2024年に富山県内で拾われた現金は約1億4000万円に上りました。2022年には富山市の用水路に大量の1万円札が流れてくるという珍しいケースも発生。もし現金を落としてしまった場合、どうすれば手元に戻ってくるのでしょうか。警察に話を聞きました。

用水路に現金85万円以上…

2022年7月19日、富山市奥田本町のチューリップテレビのそばの用水路で、大量の1万円札が見つかりました。

現場では、水草に引っかかった1万円札が次々と発見され、第一発見者の男性は「こんなことは人生で初めて。なぜこんなことが起きるのか、原因が知りたい」と驚きを隠せない様子でした。

チューリップテレビの調べでは、2日間で見つかった1万円札は総額85万円に上りました。

見つかったこれらの現金は警察に届けられ、約3か月後の10月18日、落とし主である80代後半の高齢者に無事返還されました。