大阪市の人口島・夢洲で開催中の『大阪・関西万博』で、新潟の食と文化をPRする展示が始まりました。
世界から注目されている万博で“新潟の魅力”をアピールします。

【記者リポート】
「午前9時すぎです、雨の平日にも関わらず、大勢の人がいらっしゃっています」

開幕からまもなく2か月が経とうとする中、7日までの一般入場者は580万人に上り、きょうも人気のパビリオンには朝から長い列ができていました。

Qどこのパビリオンに?
【台湾から】「日本館です」
Q楽しみなことは?
【台湾から】「全部楽しいです。建物すごいです」

世界各国の文化や最新技術が集結する万博。
その展示会場の一つである『EXPOメッセ』に、新潟県の花角英世知事の姿がありました。

「本当に人がたくさんだよね」
「絶好のチャンスですよね、新潟の魅力を味わってもらう」

このEXPOメッセで、新潟の食と文化をPRするイベントが10日から始まりました。

『大地と雪の恩恵』をテーマに、新潟市・佐渡市・糸魚川市がブースを出し、特産品の試食などを実施します。

会場に入って最初に目に入るのがこちらの角打ち体験コーナーです。

県内の酒蔵から厳選された酒を手軽に飲み比べできるとあって、さっそく人気を博していました。
【神戸から】「いい香り!私新潟ファンでしてね。これがメインだから今日は」

【京都から(出身は新潟)】「いろんなものが出ていて誇らしいなって思うし、本当に大きくて、こういったところで魅力を感じられるのがいいかな」

ブースは山口県との共同出展で初日のきょうは両県の知事らがオープニングを祝いました。

【花角知事】「それぞれの県が持っている本当に豊かな魅力を多くの皆さんに味わっていただきたい、知っていただきたい、楽しんでいただきたい」

そして新潟県の展示はもうひとつ。にぎやかな雰囲気から打って変わって緑あふれる、こちらのエリア。会場の中央に位置する「静けさの森」です。

ここで神秘的な雰囲気を醸し出すのは県の石「ヒスイ」です。

4.8トンと2.1トンの巨大な2つのヒスイの原石が設置されていて、ステージイベントでは糸魚川市の久保田市長らがヒスイの魅力をアピールしました。

【糸魚川市 久保田郁夫 市長】「唯一無二、大の里ではありませんけども、唯一無二のヒスイが糸魚川産」

【花角知事】「新潟の食の豊かさや伝統の文化、あるいは自然を多くの人に知っていただいて、実際 新潟に足を運んでいただけるように、新潟のものを選んでいただけるように」

新潟をPRするイベントは13日までの4日間。佐渡の鬼太鼓のステージや県内企業の代替肉の紹介など多彩なプログラムが予定されています。