運転手不足が深刻な運輸業界。おととし「宇宙一本気(マジ)な乗務社員採用」と銘打ったプロジェクトを打ち出した両備グループがさらなる採用増に向け、給与のベースアップなどを含む取り組みを発表しました。



(両備ホールディングス 大上真司常務執行役員)
「両備で一生懸命仕事しているんだけど、生活が苦しいってことがあってはならない」

入社後のサポートによりバスと路面電車・両方の運転技術を持つ「二刀流」になれることなどを目玉に「本気(マジ)な採用」を続けてきた両備グループ。さらなる人材確保へアピールするのは「稼げる」ことです。

3年連続で大幅ベースアップを実施し、今年度は5%を超える賃上げに。バスで平均512万円、タクシーで533万円など運転手の年収イメージを一新するものだということです。

(両備ホールディングス 大上真司常務執行役員)
「毎年10億ずつ人件費がどんどん上がっていっても利益が落ちていかないような努力を一生懸命しています」

今後説明会や運転体験会を行い、10月までに約200人を採用したい考えです。