先週金曜日以降、愛媛県内でカリフォルニア産の「カルローズ米」の販売が始まりました。

(山田リポーター)
「松山市内のスーパーです。コメの売り場を見てみると、引き続き欠品している商品も目立つんですが、こうした中で新たに登場したのがカリフォルニア産のコメです」

イオンが今月6日に発売したのは、アメリカ・カリフォルニア産のカルローズ米が100パーセント入った「かろやか」です。県内でも、フジなどのグループ店で販売が始まっています。

粒の長さや大きさは国産米とタイ米の中間と言われ、カリフォルニア州では最も多く生産されている品種です。

価格は4キロで2894円と、5キロ換算では国産米より割安となっています。

(買い物客)
「(コメは)悪いことはないと思う、慣れていないだけで。(買ってみたいとは)今は思いません」
「選択肢には入ってきますね、チャーハンにしたら美味しいのかなとか」

コメの供給不足が続く中、新たに登場したカルローズ米。気になるその味を確めてみました。

(山田リポーター)
「食感は国産のコメよりも少し柔らかい気がします。コメの旨味は感じられますが、国産米よりも甘みが少なく、さっぱりとした印象です」

アメリカ米の生産者団体などでつくるUSAライス連合会によりますと、カルローズ米はリゾットやパエリアなどのレシピに適しているということです。

小泉農林水産大臣は先週、備蓄米が底をついた場合、海外からコメを“緊急輸入”する可能性があると発表。

随意契約で売り渡されたコメの販売も控える中、カルローズ米が食卓の新たな選択肢となるのでしょうか。