14日に行われる岩手の初夏の風物詩、「チャグチャグ馬コ」。
その本番を前に矢巾町で前祝祭となる馬コのパレードが行われました。
徳岡伶美アナウンサーの報告です。
(徳岡アナウンサーリポ)
「晴天の下、園児たちがくぎ付けになっているのは、チャグチャグ馬コに参加する浄鈴ちゃんです」
前祝祭のパレードを前に9日午前、馬コは町内の小学校や保育園、こども園を訪れ子どもたちと交流しました。
このうち不動こども園を訪れたのは、盛岡市の工藤定幸さん所有のメスの「浄鈴」10歳です。
前祝祭は、町の観光協会と「南部盛岡チャグチャグ馬コ同好会矢巾支部」が毎年、チャグチャグ馬コの本番を前に実施していますが、2024年は雨で中止となったため今回は2年ぶりの開催です。
チャグチャグ馬コは、滝沢市の鬼越蒼前神社から盛岡八幡宮までの間を装束をまとった馬コが練り歩く伝統行事ですが、矢巾町も保存会の構成団体のひとつとなっています。
(園児たちは)
「わ~!(歓声)」
矢巾からもチャグチャグ馬コを盛り上げようと行われた前祝祭では、4頭の馬コがそれぞれのコースに別れて町内の22の施設を巡り、餌やりを体験などが行われました。
(園児たちは)
「たのしかった~楽しかった~」
そして午後には、4頭の馬コが矢幅駅の近くに集まり、本番さながらのパレードを披露。
訪れた人たちがひと足早い初夏の風物詩を楽しんでいました。
「チャグチャグ馬コ」の本番は、14日に行われる予定で、パレードは午前9時半に滝沢市の鬼越蒼前神社を出発します。