大船渡市三陸町綾里地区で今シーズンのウニ漁が解禁されました。
山林火災で作業場や漁具が焼けるなどの被害を受けた人もいることから、例年より遅い漁のスタートです。

大船渡市三陸町綾里の野野前漁港です。
9日午前4時半ごろ、漁師たちが次々と日の出前の海に繰り出しました。
そして5時半の漁解禁とともに、先に網やカギが付いた5から9メートルほどの竿を一斉に海に入れ、箱メガネで海の中をのぞきながらウニを引き上げていました。
2月に発生した大規模な山林火災で例年より遅い漁の解禁で、被害を受けた漁師には、漁協と市が漁具などを用意し支援しました。

(漁師 塩口秀男さん)
「思ったより実はいいと思います。これ。こうやって見れば」

今シーズンのウニ漁をスタートさせた漁師たちは、復興への第一歩として豊漁に期待を寄せていました。