今月3日の夜に酒田市の市街地にある寺の床下に入り込んだクマは、きのう捕獲され、けさ運び出されました。
ワナの中に座り込むクマ。出没から、およそ1週間がたちようやく捕獲されました。

クマが確認されたのは今月3日の午後8時ごろでした。酒田市若竹町二丁目の法輪寺で、寺の本堂の床下にクマが入り込む姿が防犯カメラに捉えられていました。
通報を受けて市と警察はクマが逃げないように本堂の床下にバリケードを作ったほか、ワナを設置し捕獲を目指していました。

これまでワナに置かれたエサが食べられていることが確認されていましたが、ワナにはかかりません。
そこで猟友会が、ワナをかかりやすいように変更したところ、きのう午後7時前にクマがワナの中にいるのが確認されました。クマは成獣とみられています。





クマは麻酔を打たれた上でけさ5時ごろ運び出されました。その後、山に放されたということです。
クマが入り込んだ寺の住職は「一安心。周りの人達も安心したと思う。なぜこんな所に来たのか疑問」などと話していました。
なお、近くの通行規制も解除されています。