梅雨前線の活動が活発化し、西日本を中心に大雨に警戒が必要な状況となっています。気象庁によると、11日にかけて前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、前線の活動が活発化する見込みです。特に西日本では警報級の大雨となるおそれがあります。
前線の北上で大気の状態は不安定に
気象庁によりますと、きょう(9日)、上空の強風軸に対応する前線が、大陸から種子島・屋久島付近と日本の南海上を通り日本の東海上へのびています。この前線に向かって下層の暖かく湿った空気が流入しており、種子島・屋久島付近では雷を伴う激しい雨が観測されています。
前線は11日にかけてゆっくりと北上し、東シナ海から西日本〜東日本を通って日本の東に停滞する見込みです。前線に向かう暖かく湿った空気の影響で、大気の状態が非常に不安定となり、雷を伴い非常に激しい雨が降る所があるでしょう。
また、高度によって風向きの変化が大きく、対流雲が組織化しやすい状況となっているため、降水が局地的に強まる可能性もあります。
