太平洋戦争中に山口県周防大島町沖で沈没した旧日本海軍の戦艦陸奥の乗組員を追悼する慰霊祭が5日、周防大島町でありました。
戦艦陸奥は1943(昭和18)年6月8日、周防大島町沖で原因不明の爆発で沈没し、1121人が亡くなりました。沈没した海を望む丘には引き揚げられた船体の一部が展示され、慰霊碑が建てられています。
慰霊祭にはおよそ70人が参列しました。陸奥の最後を見届けた三好輝彦艦長の孫、三好哲史さんも初めて参列しました。
三好輝彦艦長の孫 三好哲史さん
「戦後、幸い日本は戦争することなくきていますが、世界を見てみるとウクライナやガザ地区で戦闘が行われている。私たちも戦争を知らない世代なので慰霊祭を通じて平和を考えていきたい」
参列者は平和への願いを込めて祭壇に手を合わせていました。