アメリカとの関税交渉をめぐり、石破総理は、今月半ばのG7サミットが目処になるとの考えを示した上で、合意について「国益を犠牲にしてまで急ぐつもりはない」と話しました。
アメリカの関税措置をめぐっては赤沢経済再生担当大臣が6日にワシントンを訪れて5回目の交渉を行いましたが、赤沢氏は交渉後、「議論がさらに進展したが、一致点は見出せていない」としています。
これを受けて、石破総理はきょう(7日)視察先の群馬県で、今月半ばにトランプ大統領と対面で会うことになるカナダでのG7サミットが目処になるとの考えを示した上で、現在、「国益をかけた真剣勝負の議論がおこなわれている」と強調しました。
石破総理
「国益を犠牲にしてまで急ぐつもりはないということであります。相当に詰めた濃密な議論が国益をかけておこなわれているということだけは、申し上げておきます」
石破総理はあす(8日)、帰国した赤沢大臣から報告を受け、今後の対応について協議する予定です。
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