2024年2月、福岡県みやま市で、小学1年の男子児童が給食で提供されたウズラの卵をのどに詰まらせて死亡した事故で新たな動きです。
6日、男子児童の父親が「児童への注意喚起が不十分だったうえ、発見や救命対応も遅かった」などとして市に損害賠償を求める訴えを起こしました。
「なんでうちの息子が・・・」小1男子児童が給食のウズラの卵をのどにつまらせて死亡

死亡した男子児童の父親(40代)
「なんで自分の息子が死ななきゃいけなかったのか、十分納得できる説明も受けていない」
事故が起きたのは2024年2月26日の昼でした。


みやま市の小学校で1年生の男子児童が給食で提供された「みそおでん」に入っていたウズラの卵をのどに詰まらせて死亡しました。

みやま市教育委員会・待鳥博人教育長(2024年2月当時)
「安全・安心であるべき学校生活において、起きてはならない事故が起きてしまったことについて、深く反省し大変重く受け止めております」

事故のあと市の教育委員会が、有識者で作る第三者委員会を設置。
調査の結果、「のどに詰まりやすい食材への認識が教職員に不足し、十分な注意喚起を児童にしていなかった」と指摘しました。

一方で「事故の原因は特定できなかった」と結論付けました。