来月(7月)、高校生の就職活動が本格的にスタートします。その活動を支援しようというイベントが、岡山市で開かれました。
(新田真子キャスター)
「今回のイベントでは企業説明だけではなくて職業体験もできるんです」

岡山市北区で開かれた高校生のための職業体験会「おしごとフェア」です。仕事内容の説明を聞くことや職業体験を通じて、将来のキャリアについて考えるきっかけになればと、岡山県では初めて開催されました。製造や建設、サービス業など岡山県内の企業を中心に27社が集まり、県内の高校生約250人が参加しました。

(参加した高校生)
「正直なりたいのは美容系なんですけど、こういう(生産の)仕事もいいなと思いました」
(参加した高校生)
「説明も分かりやすくて、やりたい仕事のイメージもついてきて、そこがよかったです」

人手不足が深刻化するなか、高校生の新卒採用ニーズは年々高まっていて、今年の春卒業した高校生の求人倍率は岡山県内で、2.93倍と前の年より0.29ポイント高くなっています。
一方、高校生の就活では応募開始から一定期間は1人1社までの応募が一般的とされていて、ミスマッチのない進路選択が課題に。企業側は、福利厚生の充実などをアピールしていました。
(トマト銀行 越智悠輔人事部長代理)
「大卒の方だけではなくて、短大卒や高卒の方にも長く勤めていただくということで、高校生にも力をいれて」

岡山県では初めて開催された「おしごとフェア」。高校生と企業の早い時期での相互理解の場となりそうです。