高松地方気象台は8日、「四国地方が梅雨入りしたとみられる」と発表しました。平年より3日遅く、去年より9日早い梅雨入りです。

ぐずついた天気となった高知市(8日午前10時ごろ)

四国地方は8日、前線の影響で曇り空が広がり、太平洋側を中心にところどころで弱い雨が降っています。この先1週間も曇りや雨の日が続く見込みです。

このため高松地方気象台は8日、四国地方が「梅雨入りしたとみられる」と発表しました。速報値で、平年(6月5日)より3日遅く、2024年(6月17日)より9日早い梅雨入りです。

なお、2024年の梅雨明けは、平年と同じ7月17日でした。

【過去5年間の梅雨入り・梅雨明け】
2020年…梅雨入り:6月10日ごろ、梅雨明け:7月29日ごろ
2021年…梅雨入り:5月12日ごろ、梅雨明け:7月19日ごろ
2022年…梅雨入り:6月11日ごろ、梅雨明け:7月22日ごろ
2023年…梅雨入り:5月29日ごろ、梅雨明け:7月16日ごろ
2024年…梅雨入り:6月17日ごろ、梅雨明け:7月17日ごろ
平年……梅雨入り:6月5日ごろ、梅雨明け:7月17日ごろ

「梅雨入り・梅雨明け」には平均で5日間ほどの「移り変わり」の期間があり、発表される日付は、移り変わる期間の「おおむね中日」の日付を用いて「○○日ごろ」と表現されます。

気象庁が最初に発表する「梅雨入り・梅雨明け」は、それまでの天候経過と1週間先までの見通しをもとにした「速報値」で、「梅雨入りしたと『みられる』」という表現で発表されます。「確定値」は、梅雨の期間が過ぎた後に実際の天候経過を考慮・検討して、夏の終わり~秋ごろに発表されます。

なお、2024年の四国地方の「速報値・確定値」は9月2日に発表され、以下のようになりました。
梅雨入り…速報値:6月9日ごろ 確定値:6月17日ごろ 誤差:8日
梅雨明け…速報値:7月19日ごろ 確定値:7月17日ごろ 誤差:2日